私は母を許せない
私は
母が理解できない
はっきり言って
自己中心的
独善的
傍若無人の
女王様だからだ
私は
柔和で人格者の父を
心から尊敬している
その父に対し
当たり前のように
自分の仕事を手伝わせ
自分は父の仕事を
手伝うことはない
もちろん
感謝の言葉なんて
聞いたことがない
自分は時間がないからと
平気で父や私に
自分の食器や布団の洗濯を任せ
そそくさと仕事に出かける
時間がないというわりには
帰ってから録画したドラマを見ているし
休日に
仕事を手伝わせた父を強制的に
「着物選び」に付き合わせる
この人は
休む時間を作る気がない
自分の時間を好きなように遣いたい
そのために
家族という人材を
都合良く遣いたいだけと思えてならない
父に対して
申し訳ないと思わないのか?
それがないから
感謝の言葉も出ないし
その想いがないから
父をこき使うのだろう
父はそんな母を
だまってサポートして
なだめている
たまに
娘の私に愚痴をこぼすだけ
今日の母からの電話
「あなたの着物作っているんだけど
色はどうしたい?」
私の返答
「何でもいいよ」
それで電話を切ったけれど
その続きを言いたかった
「頼んでもいないのに
着物なんて買ってこないで」と
「物はいらないから
家にいてくれ」と
母は世間体や形式的なやり取りを
重視するところがある
家族で映画を見るとか
家族の時間を大切にしようと
考えているけれど
認知症で一人にしたら危ない
祖母を家に置いて
ミュージカルに夫婦、私とで
行こうとしたときには
流石に待ったをかけた
叔母と従姉妹に家に来てもらい
面倒を見てもらうことになったが
この人は
人として何かが欠けている
着物の件もそうだけれど
夫婦の時間
家族の時間を過ごすのに
形式はいるのか?
何もしなくていいから
家の中で
家族向き合い
腹を割って話す
それができていればいいのではないか?
いや
それこそが一番必要なのでは?
我が家では
家族会議もなければ
門限とか
家庭内のルールもない
面と向き合って
話すことがなかったから
お互いの気持ちも考えも分からない
だから
母は家族、特に父をこき使い
兄はニートになり
たまに行方をくらませる
兄は居場所を
愛を求めて右往左往する
その気持ちも知らず
素人もせず
手に負えないからと
兄を無視して
着物選びをする母
やるべきことをやって
趣味に走るなら文句は言わない
だけれど
この人は
妻、母の努めを果たさず
自分の好きなことを
やりたい放題やって
家庭を滅茶苦茶にして趣味に走っている
だから私は
母を許せない
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