私の色
みんなと同じ色に染まりたくて仕方なかった
だって
あまりにも自分は不出来で劣っているから
それが嫌で
みんなと同じ色に近づこうと
努力してきた
その一方で
みんなと全く同じ色になるのも嫌だった
だって
自分が何者か分からない
その他大勢の一人になるのが怖かったから
自己のアイデンティティーを確立するため
自分独特の色を持つ努力をしてきた
どちらの努力も矛盾しているね
でも、どちらの努力もあったからこそ
今の私の色があるんだね
私は今、どんな色をしているかな?
それほどきれいじゃないと思うけれど
嫌いではない色かな
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