日だまりのような彼
彼の笑顔は
ぽかぽかと暖かな
日だまりのようで
私は
彼の笑顔を見る度
彼の笑い声を聞く度
ほっと心を和んでしまう
ひなたぼっこで
とろとろと溶けてくつろぐ
猫のように
癒やされてしまう
もっと彼に近づいて
できるだけ多く
彼の側にいたいな
日だまりの中にいたら
どんなに心地いいだろう
日だまりのような彼に
心底恋い焦がれる私
それと同時に
日だまりにつかることを
拒否する私もいる
なぜかというと
今までの人生で
受けてきた心の傷が
日だまりにつかると疼くから
彼はいつも笑っているけれど
それで何でも解決するの!
人の苦しみ痛みを
何だと思っているの?
馬鹿にしないで!
そんなことを叫ぶ
私がいる
日だまりのような彼に
癒やされることを望む私と
拒絶する私
癒やされたい私は
幸せになりたい
それに対し
拒絶する私は
幸せになりたくない
相反する
私の感情
でも
どちらの私も
同じことを思っている
私の心をここまで翻弄する
彼をもっと
知りたい
だから
側にいたい
愛したい
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