集団と孤高
私は
幼い頃から
色んなことを耐えてきた
ひとりぼっちで
親の迎えを待つ苦しみ
普通ならば理解できることが
理解できない苦しみや
普通ならばできることが
できない苦しみ
それがもとで
周りの子達にのけ者にされ
何の役割も与えられず
存在も無視され
認知されたかと思えば
バカにされた経験
周りと違うことで
得た苦しみ
周りと打ち解け
人と関わることが苦でしかなかった私
だが
もともと群れることが
好きでない性格だったためか
一人で絵を描き
その世界を展開すること
独りで
声高らかに
自由に好きな歌を歌うこと
独りで
自分自身と対話し
物事を考えること
独りで人生を楽しむ術を
私は身につけることができた
今は
社会で働くため
人と交わるのに最低限の関わりを取っている
昔ほど
コミュニケーションが嫌ではなくなった
お互いを傷つけない
良好な関わり方を身につけられた
自分の成長に驚かされる
ただ
未だに人と関わるのは神経を使って疲れる
自分の世界に憩いの場を求めたくなる
私の原点は
集団ではなく
一人の世界だったから
自分の心をケアし
自分の心を整理し
自分を見つめ直す
独りになることが
うってつけなのだ
いや
私だけでなくても
自分の考えや価値観など
「自分」を確立させるためには
「独り」の時間を持つことが
必要なのではないだろうか?
だって
群れていては
人付き合いに神経を使い果たして
自分を確立させる時間なんて
作る暇がないじゃないか
もちろん
自己中心的な考えや
独善的な思想に走ってはいけない
人とのコミュニケーションの中で
相手の考えを受け入れ
色んな考えや価値観を知ること
そして
自分の中でそれらを咀嚼して
自分の生き方役立てること
経験値を増やして
自分を成長させることも重要だ
集団と孤高
この二つを上手く両立させる
それはとても難しいことだろうけれど
独りよがりの考えだけで生きていたくはないし
人の噂話で盛り上がり
その場のノリで誰かの悪口を言ってしまうのも
自分のレベルを下げてしまう
だから
これら二つを上手く両立させたい
それが私の理想の生き方だ
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