境界線

生と死を分ける境界線をみた。
あと少し何か不運が重なったらきっと
この世にいなかっただろう。

冷静に状況を把握し、対処した。
必死だった。
仲間の無事を知り、顔を見た時、
緊張の糸が切れ涙が溢れてた。

僕はなぜ自分ではないのかと思った。
仲間が傷つくのは耐えられない。

もう二度とこんな思いはしたくない。

そこには確かに生と死の境界線があった。

今は彼が境界線のこちら側にいる。



19/11/04 21:25更新 / 深海
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c