実在の価値
平穏な日常
音も立てずに
過ぎていく日々
かつてわたしが
書いた言葉たちが
その頃を思い出させる
肌に触れる空気の香り
目を瞑って感じた音
隣にいた人
全てが
違う人生だったみたいに
今は感じる
良いか悪いかわからずに
言うこときかない身体抱えて
今日までやってきた
わたし自身の声を聴く
余裕なんてなかった
だけど見て
地面を踏む足
頬に触れる手
歌える唇
大切なものをしっかり持ってる
わたしはもう知ってるの
どれだけ価値のあることか
この世界で生きていることだけで
この上なく素晴らしいから
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