ダンスチーム
みてみて
庭で仔猫たちが
ダンスをしている
鼻歌まじりで
それに加わる
なんてファンタジック
鳥の囀りが
起きたての耳に
心地よい
大きな音をたてて
工場のシャッターが開く
朝はまだ薄暗く
部屋の明かりをつけることを
余儀なくされる
雲間からこっそりと
顔をだした 太陽
控えめなひかりを
大地に降り注ぎ
テレビは今日の占いを
放送中
ササッと朝食をすませて
夏は暑すぎて
涼しくなることを願ったけれど
こうして寒さが身に染みてくると
あの夏の熱風さえ
懐かしい
春と秋の存在が年ごとに
薄くなってゆく
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