冬の鎌倉

華やかな 晩秋色に染めた
美しき史跡の街
白き綾織物 重ねるように
静寂な埋もれし 古都鎌倉

柔らかき粉雪 踏みしめる音に
優しさ感じ歩きます

二人の影に降り注ぐ 幸せの雪
麗らかな陽射しに 寒さも和らぎ
浮き立つ心ときめかせます

染まりし白き木々
風に舞い 枝から落ちる銀花
仄かな光を浴びて
君の飾り櫛のように 光輝きます

うっすらと雪化粧した 檜皮葺の屋根で
風情ある古刹たちの姿を
優しく包むように 響く鐘の音
そんな色濃い古都の粋を歩きます



24/11/03 08:06更新 / マサキ
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c