青春の花飾り

襟元の花飾りが麗しい

春を謳歌した少女たちの

瑞々しさの一端に

二度と戻れぬ儚さを垣間見て

かつての私を重ね合わせ

宝箱にしまったあの日の花飾りを思い出す

あの頃には戻れないと

切ない気持ちになってみても

なんだかんだ今は今で悪くない

今が一番幸せかもって思ってる

宝箱に麗しさを残したまま眠り

私の襟元にはもう花飾りはない

その代わり目には見えない心の中に

枯れることのない花を咲かせている


22/03/12 23:23更新 / かごめ
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