お姫様になれない

お姫様になりたかった

ガラスの靴が欲しかった

綺麗なドレスを着たかった

おもちゃのヒールに

ビニール袋で作ったドレス

なんだか綺麗になった気がして

鏡の自分にときめいてた

ガラスの靴は買えないけど

綺麗なヒールも

ドレスをみたいなお洋服も

買える大人になったのに

手を伸ばせばそこにあるのに

いつから焦がれなくなったのか

いつか夢見たお姫様にはなれなさそう

鏡に写ったやつれた自分に言い聞かせた

23/06/06 21:53更新 / かごめ
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c