気まぐれな奴

恥ずかしいことを君は平気で言う
君の花に僕が水をやるときは特にそう
そうすれば僕が悦ぶことを君は知ってる
だけど 花はなかなか潤うことを知らない
いつも渇きを感じてる

僕の気まぐれが筋金入りなこと
まだ君は知らずにいる それとも
気づいていながら 認められずに
だから その反動で激しくねだるのかな
でも瓶の中の水は もう君の体の中にある
それで今日は最後だ

ジェット気流かなんかで
僕の中の風向きが変わって
君と会うのをこれっきりにしようとしても
君は僕を一人にする?

君から逃げるには
多分君を殺さないといけない

そのことを冗談で友達に話したら
"お前はろくでなしだ"ってそう言われた

それからしばらくしたら ふと風が吹いて
ここ最近 僕は君から逃げることばかり考えてる
来る日も来る日もそのことばっかり
君を腕に抱きながらそのことばっかり

25/08/23 19:37更新 / 南米こむすび
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