最期のときまで
満ち足りた人生なんて あるのかな
もし君が幸運にも
安らかな最期を手に入れて
その死の間際に
一つの後悔も浮かんでこないと
君の人生は 君をなじるのかな
"いや もっといろいろできたのに"って
そこに今度は 世界とか社会が入ってきて
雲のまにまに姿を現して こう言うのかな
"お前を満足させるための道具なんて
いくらもなかったし
逆にもっと知り得たことがあったはずだから
それを自覚してほしかった"と
"そして本当に満ち足りてるのは
死に伏せる最期のときまで
あんなことがしたかったし
こんなことにも興味があったけど
他に面白いことがあって それが手一杯で
人の一生で全てをやるには
あまりに時間がなかったと
嘆くことじゃないのか"と
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