何気なき
寂しき秋の夕暮れよ
しじまに雨樋を打つ
まばらなる雨だれに
スマホから立ち昇る柔らかき音楽よ
窓際にそっと佇めば
開けし夕空に金雲は輝く
まるで柔らかなシュークリームよ
束の間に姿見せ、おまえは消え去るのか?
人の穢れなき写し身よ
おまえの甘い蜜、震えしナイーブな心よ
おまえはへんげし、
徐々に朱に染まり、灰ずんで、
夜の懐に姿を隠す
また明日を快哉し、
青空に伸びをして
キラキラと曙光を浴び
うなじ巻き上げし風に流れて、
自由に微笑むため
25/11/01 17:20更新 /
湖湖
いいね!
感想
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c