銀座に観劇に
私は劇場の暗がりで泣いていた
権力と闘う若者の姿に
若い頃の自分を思いだした
舞台の学生寮が私の見た学生寮と
ちゃんと似ていて過去を彷彿した
私は人生の荒波の中で
検察と警察と入国管理局で
不愉快な対応を受けたことを思い出した
芸術が国家権力に反旗をひるがえすのは
ロックだなあ
反体制は過酷だなあ
でも平時にその魂を持って
権力を市民が監視するのだ
その心を持たないと戦争や
重税や汚職警官や
悪徳政治家が溢れ
皆が苦しむ世界が訪れる
一矢を報いるならば
私たちは皆一本の矢だ
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