心の砂漠
砂を踏みしめて幾つもの砂丘を越えた
風はなぶり砂は舞い目を刺した
幻が脳裏を行き来する
待つしかできない愛猫が一生懸命に私を待っている背中よ
かつて明けの明星だった母も老いて
守ってあげなくては、労ってあげなくては
そんな思念を瞼に揺らせば星を睨む
弱さと共に愛を信じて強く生きていこう
私の金字塔よ
あなたはどこにいるのか
微笑みに知性と節度を弁えて
若い頃は怒ってばかりで悲しそうだったあなたよ
歳を経ることが枯れた向日葵のようにずしりとあれと
24/06/30 01:46更新 /
湖湖
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