おはようシュークリーム世界。
私は殺し吹き転げる自由の荒野に立ち考えていた
沈思が美しかった幼年を思い
太陽が括った子供時代のあの瞳のきらめきを
ジップロックして冷蔵庫の隅にしまうには
それは大きすぎ、
輝きすぎている
鳥籠を家だと、
故郷だと信じるならば
私たちの住む星は唯一無二の鳥籠だろう
恋をした男の溜息のように
大気圏という薄い膜のように
あの愛と倫理が柔らかく青い星を覆い
自由が嗜みを覚えて恥ずかしそうに
膝にナプキンをひらいて
テーブルに着くことを私は夢想した
私は失望していない
全ては夢想から始まり
一人が一人の耳にささやき
ふたりが手を握ったところに世界は始まるのだ
あなたよ
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