あなたって
あなたって私に言葉すらくれないの
名前を呼んでくれないの
約束をしてくれないの
眼差しをくれないの
何があげられるの
私の猫は私を信じている
おなかが減ると催促に来る
私の唇をぺろぺろと舐めて
私は言葉をあげる
名前を読んであげる
あなたの名前を飴玉のようにして
何があるの
何もないの
なぜなの
どうするの
知らないよ
めんどくさい
これはあなたの口癖
こういう腐臭は詩ではないね
紅の蝶に似た唇を尖らせて
詩という美しい嘘をついていたい
そこでは私は自由だから
真実と事実に愛されなければ
切った張ったのギャンブリン・ジョー
女ピエロのお通りだ
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