いちごのおしゃべり
苺たちがおしゃべりしています
うふふ、わたし、誰の家につくのかしら?
まっしろな雪原のケーキに灯って
子供たちや家族をよろこばすの
そうね、わたし、寂しい人のうちに行きたいわ
わたしたちは冬の明かりなんですもの
赤々と燃えてあなたの心に飛び火したいの
それにわたし、とっても甘いのよ
きゃっきゃ、うふふ。
苺のわたしたちってね
昔、だれかが囁いた愛の言葉の生まれ変わりなのよ
だから、あなたがわたしを口に含んだなら
愛があなたの心の底に溜まるのよ
それがわたしたち、苺のキスなのよ
ああ、わたし、あなたに辿り着いた
あなたに祝福あれ
ちゅっ!
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