愛母

荒れた肌をさすったのは
爽やかな風と柔らかな太陽

この身を大地にあずけて立っていれば
そのうち土に還れる気がする

暑くもない寒くもない
温かな日和が
包み込む

緑色を灯らせながら
そっと
私の名前を呼んでくれた

この中から
私も生まれてきたのかな

24/05/04 12:03更新 / 那須茄子
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