真っ赤に染まった

真っ赤に染まった感情に 
宛もない夢をつけた

一瞬たりとも
光り出さない

その場しのぎの
脆弱な
薄皮一枚を
しかたなく
上から羽織る


それでも
なんだか寒くて

なぞる星が
今夜もない

終わりがみえない怒りの中
ただ消耗していく

私には
贅沢という
意味すらも与えられないのね

もう
いっそのこと

誰も知らない
誰も行けない
場所で

キチガイとして
生きていきたい











24/01/28 18:47更新 / 那須茄子
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