目が冴える
君に触れようとすると遠ざかる
まるで幻のようで
夜を越えても
これじゃ僕は瞼を閉じられない
積み重なる白い雪の中で
たまに光が差し込むと
それを奇跡と呼びたくなる
想いを言葉にできずに
ぎこちない笑みだけが交わされる
終わるのはもう嫌だよ
君もそうじゃないの?
正直でいたいと言いながら
隠した痛みを笑顔で包み込む君を
僕はもう何回も見てきた
だから
それ以上はよそう
置き去りにされた言葉たちが可哀想だから
25/12/07 23:06更新 /
那須茄子
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