引き摺る
朝焼けが窓を
ノックする
当たり前みたいな顔して
無機質なコンクリートの
部屋
息をする度
軋む心臓
書きかけては消した
情けないくらい綺麗すぎる言葉
もう何番煎じかも分からない
このありふれた
ラブソングを
今日も口ずさむ
幸せの定義を
どこかの誰かが決めたなら
壊れてしまえばいい
元に戻らないぐらい
使い捨てのガラス細工のように
バイバイなんて言えやしないんだ
この傷口を深く抉るようで
きっと忘れてる
僕だけがまだ
あの日のままプレテンダー
日々が痛む
こんな僕を叱ってくれよ
このままじゃきっと
ダメになる
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