朝を許すための夜
夜に溶けた声がまだ耳を離れない
千切れた影を撫でるだけの毎日
きみを想ってたなんて
笑えるよな
今さらさ
絡まる記憶に足を取られ
一歩進むたびに後ろを振り返る
守れなかった約束を
まだ胸で抱いてるのは滑稽だ
冷たい雨が頬を叩いて
「忘れろ」って叫ぶけど
しがみついていたいんだ
僕の全てだったから
くだらない嘘も許し合ったあの世界は灰色
奪い
奪われ
それでも願う
こんな僕にも未来があるなら
だけど時には壊したくもなる
優しさすら毒になるから
全部が罰に見えて
正しさが僕を切り裂く
灯りを探した夜の中
まだ終わらせたくなかった
もう一度
朝を許せるなら
何かを変えれる決心はつくだろう
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