ブリキの恋
手のひらで握りしめた
錆びついた金属片が
光を反射して
消えそうな夢を描く
重ねるたびに
軋む音
それでも僕らは止まれない
未来がどうであれ
恐れなんて忘れたふり
壊れそうで壊れない
愛のカタチはブリキ製
儚さの中に宿る温度
無限のようで有限な鼓動
バランス取りながら進む
僕らのトラックは止まらない
視界の先に映る蜃気楼
近づけば消え遠のくけど
真実なんていらない
今がリアルならば
25/03/18 18:31更新 /
那須茄子
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