「僕らは既存の枠には入らない絵だった」
言葉では言い切れない
モノの在り方を
僕ら
まだ知らない振りした
似たり寄ったりの
淡々と過ぎる毎日に
憧れを見いだそうと奔走したのは
満たされない思いが強すぎたから
今思えば恥ずかしすぎて死んじゃいそうなぐらい
言葉よりも
表情と
誰と何をしたかを
優先させた
思い出たちは
まるで笑みを携えた儚げな少女のよう
決して病弱とは言わせないさ
空白あるいは
綺麗に空いた余白に
僕と君の関係をはみ出さない程度で
塗りつぶしたい
何故かそう思う
何故かそれが最適解だと確信している
こぼれ落ちそうな
不思議の中で
瞳を細める君と、、
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