始まりは 君の走る背中

始まりは
君の走る背中

駆けた分だけの汗が光って
青い空に映える

まるで君が全部の色を染め上げたような
出来すぎたあらすじ

追いかける私まで
彩られていく

私のなかで
何かが跳ね上がっては
音を立てる

君を追いかけようと
駆けた分だけ
この名もない気持ちが
今にも溢れ出そうになる





24/07/03 22:50更新 / 那須茄子
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