懺痕
いつもより穏やかに過ぎていく日々は
誰かを想って罪悪感が募る
「私のせいで」と始まる世界の日常が続けばきっと
想うことを止めて
誰かに殺意が向くでしょう
焦らされてる
すっとそんな中で漂ってる
それが良いことでもあり悪いことでもある天秤だと
唆された気がした
生きていくことを肯定も否定もされない地べたに
身体を倒しながら
微睡んでいく自意識を睡眠薬に浸した
致死量を超えた
私が居なくなれと呟いた
消失点があの平行線へと集約されているのなら
私はどこまでも想い詰めていられる
24/05/22 08:53更新 /
那須茄子
いいね!
感想
Tweet
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c