空が目覚める前に
真っ直ぐに流れる涙を見つけた
その跡は輝いていて、
だから僕には触れられなかった
鼓動と静寂は繰り返し
きっと次の夜明けまで終わらない
勇気と悲しみは混ざり合うたび
身体を巡る、体温になるから
あの彗星が
二人の上、流れた彗星が
君に見つからなくて良かった
このお願いが
半分も言えなかったお願いが
君に聞こえなくて良かった
見えない糸は、見えないままで
明日の僕らを繋いでいる
消えないように、そっと包み込んだら
さあ
空が目覚める前に
行こうか
20/01/08 01:12更新 /
アンタレス
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