幻影から幻影へ

制服のままで誰の手もない場所へ
つめたい池で優しさをすすぐ
青白む心に山色が降るのが
割れたガラスに映る

鋭い情感が走っている
切ない夕景が抱擁する
青々とした森を見てる
夢もうつつも幻影なの
睡蓮が囁いた

「あの人、愛に飢えて死んだようになっているよ。」

涙の宝石が心にめり込むから
睡蓮をちぎる夢をみれる
春が寂寞を曇らすのなら
骨だけで風を浴びてもいい
それは醜いのか?

晩鐘とともに花閉じる
あの睡蓮の美しさ
夢をみているのかな
その蓮の中へ連れてって

25/12/20 19:41更新 / 深紺
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