痛がりな私
海に赤い絵の具を垂らすような
荒らされた心が痛かった
染められかけて悟る 拒むべき好意
いっそ崖から飛び降りたらいいと思った
満たされない心は 自分で満たすもの
だからもう あの人からの電話を待つのをやめて
海に溺れるような夜を過ごすよ
だって ひとりは孤独じゃなくて無限の夢への切符
再生したら必ず流れる音楽みたいに
ずっと確かで美しい
私は知らないままでいい
もうこれ以上知りすぎるのはやめた
今日はあの人との約束を破って
自分への嫌悪を腕に残すよ
誰も私のことを知らないままなら
きっとそれが誰にとっても美しいこと
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