一粒のご飯を捨てる罪悪感

孫娘も息子もそうだが
炊飯器についているご飯も
はだけることもなくシンクに
弁当箱もご飯が残り
晩飯も半分も捨てている

このバチ当たりどもめが
天誅が下るぞ

とても見ていられない
毎日腹が立つ
飽食の子たちは食べ残す
フードロスが多すぎる
それに罪悪感がない
いとも簡単に捨てる

明治生まれの祖父母に育てられた
わたしらは弁当の蓋にご飯粒ひとつつけてきても
叱られた
ご飯はお百姓さんが大事に育てたものだ
飢饉のときは米も喰えなかった
食べ物は残すな

それでしつけられ
いまでも食べ物は残さない
米の一粒も残さない
なのに息子と孫はどうなんだ

いまに見ろ
食料難になってひもじさを知るときが来る

新聞によれば
平成の米騒動のときと同じく不作で
そういえばスーパーでも米は少ない
天は罰を与える
いつまでものほほんと好き勝手な
暴飲暴食の輩には
飢えの苦しみを

そういうときが来ると
みんななんでも食べるようにはなるのかな


24/08/07 07:05更新 / キム ヒロ
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