波に乗れ
暑いから海に避難する
砂も熱くフライパンの上の猫のように跳ねる
どこも焼けている
これはたまらんと
どぼんと飛び込む
ジュワーと音さえしないが
熱い体を海水に漬けると
それは日本刀のように強くなれるか
この年で子供のようにはしゃいで
波に乗れと
大波小波なんのその
ボードになって浮かんでいる
なんとか老人でもついてゆく
世の中の波には乗らなくても
置いてゆくなと
いつまでも若くありたい
流行なんかどうだっていい
余されないように
捨てられないように
いつまでも現役で波に乗れ
24/07/30 07:17更新 /
キム ヒロ
いいね!
感想
Tweet
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c