世界の始まりと終わり

科学者たちはいう
ビッグバンから世界が生まれたと

その前は何?
無の世界?
なにもない?
ガスだけが漂っていた
ガスって物質?
それも存在している気体
それでも何もない?

人間中心生物中心の世界観
神様は何もないとき何していた?
退屈で仕方がなかった
それで天地創造した
そのずっと前は何していた?

宇宙は寿命があるとか
50億年以上過ぎたら
収束してブラックホールに吸い込まれ
みんななくなり無になるの?
ひとかけらの星の破片が漂っても
何もない?

時間だけはとうとうと前も後ろも流れて
止まることはない
だのに始まりって
終わりって
それをメビウスの輪のように前と後ろを繋いだ
ほら無限ループで始まりと終わりがないだろう
科学者の苦肉の策で
そういうことにした

でなければ説明がつかないだろう
どこまでも行って元に戻る
方程式もそうなっている
放物線はやがて繋がる
そうなのか

無限ってなんだ
それを思えば気が遠くなる
ところで息子にこの前貸した車検代
いつ返してくれるのか
息子はネットで宇宙の創生を見ていて
そんな小さなことと
すりかえる
お父さん世界は広いよ
200億年サイズだよ
それと車検と関係あるのか



24/07/20 07:29更新 / キム ヒロ
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