真夏日の正午

朦朧
陽炎
ゆらめき
水分が…
塩分も…
猛暑日の
南中する
影のない真昼間
隠れる木立

ない
譫言
オアシスよ

人も通らない
照り返し
体感温度50度
ふらふら
ゆらゆら
熱い頭の中は
タンパク質が半熟
元に戻らない熱中症
脳炎
危険
出歩くな
いのちを脅かす熱風
ここは街なのか
高熱の砂漠なのか
思考はボー
記憶は麻痺
無風の正午は
死地帯


24/07/14 07:25更新 / キム ヒロ
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c