駱駝にケーキ

駱駝にケーキは食べるのか
ご馳走をあれこれと食べさせようとするが
見向きもしない
食べたこともないものを
さあお食べと鼻先に並べても
食べる習性のないものは
食べないだろうに
みんなそれが判らない
小手先だけで無駄な努力
並べたら食べるというのは
本末転倒
まさしく本はどんなにしても
読まれない
それだのにシェア型書店とか
ブックカフェとか独立書店とか
書店がない街には理由がある
売れないで閉店した
住民は本がなくても困らない
本のない生活をずっとしてきた
本なんかなくても死なない困らない
まずは
読むという習慣からつけないと
駱駝はいくら勧めても食べないものは食べない
それが判らない

わたしは鶏肉が嫌いだ
いくら美味しそうに料理して
並べても食べないものは食べない
どんな豪華な皿に並べて
美味しそうな匂いでひきつけても
嫌いなものは嫌いなのだ
なんでそれがみんなにわからない
食べさせることから始めようよ


24/06/04 07:31更新 / キム ヒロ
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