薄日
まるで冬のような薄日
空は白い闇におおわれて
青空はいつも隠されて
日も力なく弱弱しい
雲の天幕から日は間接照明
それでもないよりは温かい
薄日は遠い記憶
置き忘れてきたものたち
それを照らして呼び掛ける
年老いてくるとみな
朧に小さな日差しになる
ぼそぼそと散歩で見上げるは
よくぞここまで来たなと溜息
背負うものはまだ多く
ここに閉じ込められては出られない
せめて消えゆく日差しで
慰めてくれ
塞がれているこのこころ
25/11/09 07:08更新 /
キム ヒロ
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