通り過ぎてゆく書物たち
本との出会いはすれ違い
男と女ならそっけない
通り過ぎてゆくいろんな相手を
振り返る暇もなく
次々に出会いがある
未練なんかない
どんないい女でも読んだら別れる
そんな執着はしない
それでなくてもいい女はいっぱいいて
どんどんと向こうから歩いてくる
浮気なんかじゃない
みんないい女
抱いて味わい肌を触る
本の感触はなめらか
本気で愛している
そして新しい本なら
活字の匂い
言葉にうっとりと会話して
わたしはいつかフェチになる
24/08/31 00:06更新 /
キム ヒロ
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