半分のグレーフフルーツ
僕の方が先に目覚めた
君は長い髪の毛をベッドに流している
白いシーツは朝を呼ぶ
シーツに包まれた君は
美人画に出てくるようだ
七階に受けた光は
ぼくを目覚めさせてくれた
ベッドから出て
都会ならではの静かな日曜日の朝をむかえる
日曜の朝におもいは自由に遊ぶ
君と行くピクニックへ
君と行くファンタジーへ
窓から見る風景は
平日のように車が通る忙しく走らない
スプーンを取り出して冷蔵庫を開け
グレープフルーツを半分食べよう
残りの半分はまだ眠っている
君の分
24/11/27 17:43更新 /
平尾 直久
作者メッセージを読む
いいね!
感想
Tweet
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c