きっとそこは獣道

それと言ってたいしたことではないが
何かを想いながら坂道を足早に下っていく
気づけば不思議な鳴き声で鳴く鳥がいるが
私はその鳥を知らない

乾いた風が感情を遠くへと連れて流れていった
何故か見上げた空には飛行機雲

歩いていた道の途中で疑問がわいたから
悩んだ末に数十分時間を巻き戻してみたんだ
だが一体そこに何が残るというのか
私は何も見当がつかなかった
答えはいつの日か
あの畦道に降る通り雨のようにやってくるだろう
コワバラコワバラきっとそこは獣道
そしてまた風が吹いた真実という記憶を残して



24/05/17 19:41更新 /
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