お兄ちゃんと私
風が部屋を通り抜けるたびに
レースのカーテンがふんわり揺れる
日の光のあたたかさと
きみの笑顔に触れて
ぼくはしあわせだった
きょうはなにしてあそぶ?
きみはいつも
ぼくの手をひいて
知らない世界へ連れてってくれる
とくいげな顔がかわいい
きみとした遊び
ぜんぶおもいだせる
きみの好きだった歌
今でも覚えてる
あのとき
流れていた時間は
形のないものだけれど
今もたしかに
ぼくの胸にある
ぜんぶ
ほかの誰にも
触れられない場所に
だいじにしまってある
きみにもらった
ぼくだけの宝物
TOP
