あ
明らかに弱っている君。
手を差し伸べることが出来る僕は喜んで差し出すのに君は必要ないと拒否する。
なぜ、僕のこの手を純粋に受け取らないのか理解できなかった
恐くこの僕の手を握ってしまった暁には自分自身の弱さと向き合わざるを得ない状況が生み出されてしまうから、それが怖くて僕の手を振り払ったのだと思った。
でも正解は君しか分からない。というか正解なんて存在しないのかもしれない。
この考えは僕の憶測に過ぎない。というかこの世の自分自身以外に降り注ぐ全てを考える時、人は憶測でしか物事を捉えることが出来ないのではないか、とまで話が飛躍していく。
もう何も分からない。ただ君を手放したくないという思いだけが僕の体を駆け抜けていった
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