絵馬


誰が書いたのだろう
秋風に揺れる絵馬の裏側に

「 愛の器在りて
  振り返る人を待つばかり 」

ひと時
わたしはそれを見つめていた

通り過ぎてゆく背中の何処かに
その人の明日があるのかも知れない

石畳の続く参道を
イチョウの葉が舞っている
人波に紛れてくるくると
何処かの誰かを追うように

空には鰯雲がゆっくり流れている

お守りを一つ買って帰ろう
小鈴のついた淡色菊のお守りを

25/12/16 07:22更新 / こころのふりこ
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