記憶の彼方
記憶の彼方のその向こう
どこかに終わりはあるのだろうか
そこにいたのは私で
私の周りには誰かがいて
その誰かが誰だったのか
今となってはわからない
記憶の彼方のずっとずっと向こう
どこかに果てはあるのだろうか
振り返れば遠くに見える
どこまでも続く地平線の向こうに
奈落へ繋がる果てがあるのか
たとえばそれを知るための旅に出ても
きっとそれは永遠に終わることはない
だから人は今ここに佇んで
踏ん切りがついたら前に進むしかない
振り返る必要なんてない
過去などない
なかったのだ
過去は幻影
あるのは未来だけ
それに気づけたとき
人は力強く一歩を踏み出し
自ずと前に進むことができる
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