年の瀬に
今年も大晦日がやってくる
思えば除夜の鐘なんて
もう何年も聞いてない
百八回は煩悩の数
そんなに鳴らす住職さんは
それはそれは大変だろう
子供の頃その鐘のことを
母から初めて聞いた時
何だかとても怖かった
退廃的な思考の母は
声のトーンも暗かった
そんな母から聞かされることは
ほとんどのことが悪いことに聞こえた
それもこれもずっと前の
幼かった頃の遠い記憶
明日には大晦日がやってくる
この一年に悔いはないのか?
ふと自分に聞いてみる
やり残したことはあるかも知れない
でも悔やまないのが私流
年が明けても私は私
世の中だって変わらない
百八つの煩悩も数えない
振り向かずに進むのみだ
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