ひとつの絆
人の心の奥底ほど
計り知れないものはないのかも知れない
それがたとえ血を分けた存在でも
その全てを窺い知ることは難しい
わかりあえないとずっと思っていた
このまま一生平行線だと思っていた
でもふとしたきっかけで
その魂の本質が垣間見えた時
それまでのわだかまりが
春の雪解けのように
音もなく静かに溶けていく
この世の中に魂の根底まで
汚れた人なんて
一人としていないのかも知れない
この世に生きる全ての御霊は
きっと神様の分け御霊に違いない
歩み寄れる時が必ず来る
そしてまた一緒に前に進める時が来る
この世には
切っても切れないものがある
絆を信じて
また朝を迎えよう
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