心にもない言葉
幸せになってねと言う言葉を
今まで何度となく言われてきたけど
それを素直に喜べなかったのは
いつもその言葉の裏側に
例えようのない翳りを感じていたからだった
こういう時感性が鋭い自分はとても辛い
なぜ言葉そのものを素直に喜べないのか?
今までその言葉を投げかけられて
嬉しいと思えたことが一度だってあっただろうか?
実は先ほども知り合いの方からのメールの中の
「幸せになってね」のその文字から
途方もない寂しさと翳りを感じたのだ
その人はたぶん自分の幸せを諦めている
なのに恐らく社交辞令で
私にその言葉を送ってくれたのだろう
そんな寂しさと翳りを受け取ってしまった午後
何となくだるい
何となく落ち着かない
幸せになりたくてもなれない人もいて
幸せそのものを諦めている人もいる
寂しさと翳りが纏わりついたような
心にもない言葉ならもういらない
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