本当に望むもの
心の隙間を埋める旅に
人は出たいと思うことがある
でも思いつきで向かった先には
癒しもないし喜びもない
おまけに泊まる宿さえも
急な旅だと見つからなくて
寒空の下あてもなく彷徨う
鉄壁の守りのはずのダウンさえ
突き抜けてくる極寒の風に
身を切られ心を切られ
やがて愚かな自分に気づき泣く
思いつきの旅なんて出なければ良かった
心が悲鳴をあげている
そんな自分を抱きしめて
強く優しく抱きしめて
今日は眠ろう
眠って全てを忘れよう
明日の朝
朝日を浴びれば
本当に望むものが何か
それが自ずとわかるはずだから
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