取り留めもない話
見失った自分の心を見つけ出すために
今日も私は黙々と生きる
なぜ生きているのかもわからずに
なぜ生かされているのかもわからずに
だけど内なる灯火を消すことも
今はしたくない
そんなことを思いながら
終わりのない朝と夜を
今日も明日も
延々と繰り返す
私に必要なものはなんだろう?
わかるようでわからない
病んでいるのは体だけか?
体が病むから心も病むのか?
いや病んでいるなんて思いたくない
世の中の退廃に少し失望しただけだ
そんな取り留めもないことを
終わることなく考えながら
今は空の上にいる犬たちのことを
考えた
あの子たちがいた頃は
私の心は今よりも強かった
やっぱり愛は
生きていくために
必要なのかも知れない
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