時は流れる
時は流れる
音もなく流れる
10年20年30年
あっという間に時は流れる
昨日のことのように思えることが
実は一昔も二昔も前のことで
そんなことを振り返りながら
おぼろげに
けれども鮮明に
脳裏に全てが蘇る
私は父の子どもでした
そして母の子どもでした
受け入れたくないことの中に
覆しようのない現実がついて回る
でも何も悔いることはない
もう悲しむことはない
ひとつの歴史が終わって
これから私はさらにひとりで
今まで以上にひとりきりで
立ち止まらずに前に進む
それが生きることで
生き直すこと
人生の起承転結は
全て私の中で紡ぎ出す
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