宵闇

眠れない夜に

ただ沈黙の時が流れる

暗闇のその中で

時を刻む秒針の音と

強制換気システムが

無理やり引き込む外気の音

外が白々と明けてくるまでの数時間

眠りの世界にも覚醒の世界にもいけない私は

ただ無の境地で時間の流れに紛れ込む

一睡もできないなんてなぜだろう?

何も悩んでないのに

毎日平穏なのに

一晩全く眠れずに鏡に映る自分は

やつれたかなと思いきや

実は何事もなかったような顔で

今日もそこに佇んでいる




24/04/23 12:41更新 / 志月
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